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細菌が葉の消化を手助け 害虫ハムシ、駆除法に道

 アザミの葉を食べる「アオカメノコハムシ」。白い部分が食べた痕(産業技術総合研究所提供)  アザミの葉を食べる「アオカメノコハムシ」。白い部分が食べた痕(産業技術総合研究所提供)
 農作物を食べる害虫のハムシの一種が、体内にすむ共生細菌の助けを借りて葉を消化していることが分かったと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)のチームが16日付の米科学誌セルに発表した。

 ハムシは世界で約4万種が確認されており、ジャガイモやキュウリなど農作物に被害をもたらす。共生細菌を殺すとハムシが成長できなくなることも判明。多くのハムシが細菌を共生させており、深津武馬首席研究員(進化生物学)は「新たな駆除法の開発につながる可能性がある」としている。

 チームは「アオカメノコハムシ」の共生細菌の遺伝子を分析。細菌の酵素が植物の細胞壁を溶かすことを突き止めた。

(11月17日2時05分)

科学・環境(11月17日)