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楓ちゃん事件13年、父手記 「来年、成人式のはずだった」

 2004年11月7日、奈良市の春日大社を訪れた有山楓ちゃん(遺族提供)  2004年11月7日、奈良市の春日大社を訪れた有山楓ちゃん(遺族提供)
 2004年に奈良県で小学1年の有山楓ちゃん=当時(7)=が下校途中に誘拐、殺害された事件は、17日で発生から13年。父茂樹さん(43)が県警を通じて、手記と事件前に七五三で奈良市の春日大社を訪れた際の写真を公開した。手記の全文は以下の通り。(表記は原文のまま)

 今年で楓が被害にあってからもう13年という思いもありますが、まだ13年しか経っていないのだと改めて感じます。楓の写真を見ても笑顔は小学生のままで、私の時間もあの日から止まっているかのようです。

 今月11日には楓は二十歳の誕生日を迎えるはずでした。楓はどんな風に成長しているんだろう、看護師になりたかった夢を叶えることができたのか、それとも新しい夢に向かって突き進んでいるのか、色々な想いがこみ上げてきます。来年1月には母親が成人式で着た着物で成人式を迎えるはずでした。7歳の七五三でその着物を着ましたが、楓のはにかんだ笑顔が今でも忘れられません。もう見ることが出来ないと思うと守ってやれなかった悔しさでいっぱいになります。

 今でも楓と再会した時の表情が鮮明に頭の中をよぎります。本当に怖くて苦しかっただろうし、助けを求めていたはずです。楓や私たちのような思いはもう誰もしてほしくはありません。二度と子どもたちが被害にあわない社会を心より願います。

(11月17日2時05分)

社会(11月17日)