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徳川慶喜への贈り物「内々に」 西本願寺、幕末に生き残り図る

 西本願寺から出先機関に宛てた命令書の下書き。赤字で「御内々」と書かれている  西本願寺から出先機関に宛てた命令書の下書き。赤字で「御内々」と書かれている
 1867(慶応3)年、大政奉還後に大坂城へ移った徳川慶喜へご機嫌伺いの贈り物をする際、西本願寺(京都市下京区)が「他人に知られぬように送れ」などと大坂の出先機関に指示した書状が見つかり、24日、本願寺史料研究所が発表した。

 大喜直彦上級研究員は「元将軍側と、朝廷や倒幕派のどちらに付けば生き残れるかを推し量っていた証拠」としている。

 書状は、西本願寺から大坂の津村別院に宛てた命令書の下書き。大政奉還直後で「とりあえず、このような事態なので内々に」品物を贈るよう指示しており、同封する手紙には「親しく交際する趣意が見えないよう心配りを」と注文していた。

(11月25日2時05分)

文化・芸能(11月25日)