国内外ニュース

強制わいせつ罪判例変更、最高裁 「性的意図の有無は不要」

 強制わいせつ罪の成立が争われた刑事裁判の上告審判決に臨む寺田逸郎裁判長(中央)ら=29日午前、最高裁大法廷  強制わいせつ罪の成立が争われた刑事裁判の上告審判決に臨む寺田逸郎裁判長(中央)ら=29日午前、最高裁大法廷
 わいせつ行為をしても性欲を満たす意図がなかった場合、強制わいせつ罪が成立するかどうかが争われた刑事裁判の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は29日、約48年前の最高裁判例を変更し「成立する」との判断を示した。

 被告は甲府市の男(40)。15年に13歳未満の少女の体を触って裸を撮影したとして、強制わいせつなどの罪に問われた。大法廷は29日、男の上告を棄却した。

 大法廷は性犯罪の法改正に言及し「被害者が受けた性的被害の有無や内容、程度にこそ目を向けるべきだ」として、加害者の性的意図を強制わいせつ罪の成立要件にすることは相当ではないと述べた。

(11月29日11時40分)

社会(11月29日)