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熊本の松橋事件、再審無罪へ前進 32年前の殺人、高裁も自白否定

 松橋事件の再審請求即時抗告審で福岡高裁が再審開始を認め、宮田浩喜さんの写真の前で垂れ幕を掲げる弁護士ら=29日午前、福岡高裁前  松橋事件の再審請求即時抗告審で福岡高裁が再審開始を認め、宮田浩喜さんの写真の前で垂れ幕を掲げる弁護士ら=29日午前、福岡高裁前
 熊本県松橋町(現宇城市)で1985年に起きた男性殺害事件で、福岡高裁は29日、昨年6月の熊本地裁に続き、殺人罪で服役した宮田浩喜さん(84)の裁判のやり直しを認める決定をした。捜査段階の自白の信用性を否定し「犯人ではないという合理的疑いが生じた」と判断した。検察側は最高裁への特別抗告を検討するが要件は厳しく、宮田さんの再審無罪が大きく近づいた。

 事件では85年1月、岡村又雄さん=当時(59)=の遺体が岡村さん宅で見つかり、将棋仲間の宮田さんが逮捕された。86年の一審熊本地裁判決は懲役13年とし、最高裁で90年に確定した。

(11月29日18時51分)

社会(11月29日)