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令状なしGPS捜査、二審も違法 大阪高裁

 奈良県警が裁判所の令状なく衛星利用測位システム(GPS)を使って捜査した窃盗事件の控訴審判決で、大阪高裁は6日、一審の奈良地裁葛城支部に続き「捜査に令状主義を無視した重大な違法がある」と判断した上で、大阪府岸和田市の男(67)を懲役3年とした一審判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。

 村山浩昭裁判長は判決理由で「私物のGPS端末を使い、警察内部で事前承認や報告をしなかった捜査員の姿勢は厳しく批判されるべきだ」と指摘。GPS捜査に関して秘密の保持を徹底するよう定めた県警の運用要領についても「捜査が適法だったかの司法審査を困難にする」と言及した。

(12月6日18時41分)

社会(12月6日)