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日朝貿易、86年に中国に提案 中曽根首相、会談で「用意ある」

 中曽根康弘首相(左)と会談する中国の胡耀邦総書記=1986年11月、北京の人民大会堂(共同)  中曽根康弘首相(左)と会談する中国の胡耀邦総書記=1986年11月、北京の人民大会堂(共同)
 中曽根康弘首相が1986年11月に訪中して中国共産党の胡耀邦総書記と会談した際、中国との国交樹立を希望する韓国の意向を伝えていたことが、20日公開の外交文書で明らかになった。橋渡し役を果たそうとすると同時に、日本と国交がない北朝鮮との貿易に向けても「用意がある」と表明し協力を求め、中韓と日朝の同時並行的な関係改善を提起した。胡氏は、いずれの提案にも、希望に沿えないとの考えを示した。

 一連のやりとりからは首脳間の信頼関係を土台に、日本が朝鮮半島の平和実現に向け、独自外交を展開しようとした軌跡が浮かび上がる。

(12月20日10時56分)

政治(12月20日)