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健保協、ビキニ被ばく影響認めず 元船員の「労災」不適用

 ビキニ環礁で1954年3月に米国が行った水爆実験(米エネルギー省提供)  ビキニ環礁で1954年3月に米国が行った水爆実験(米エネルギー省提供)
 1954年の米国による太平洋・ビキニ環礁での水爆実験で被ばくし、後にがんなどを発症したとして、高知県などの漁船の元船員や遺族らが事実上の「労災認定」となる船員保険の適用を申請したのに対し、全国健康保険協会が認定しないと決めたことが25日、関係者への取材で分かった。被ばくの影響が確認できないとしている。

 静岡県焼津市の「第五福竜丸」以外で初の適用となるかが注目されたが、周辺海域で操業・航行していた少なくとも延べ約千隻(実数は約550隻)の元船員らを救済する足がかりとはならなかった。

 元船員らは「業務中被ばくで健康被害を受けた」として保険適用を申請していた。

(12月25日19時57分)

社会(12月25日)