国内外ニュース

福島、津波耐えた一本松に別れ 復興の象徴が立ち枯れ

 お別れ式を前に住民らに見守られ、朝日を浴びる「かしまの一本松」=27日午前、福島県南相馬市  お別れ式を前に住民らに見守られ、朝日を浴びる「かしまの一本松」=27日午前、福島県南相馬市
 東日本大震災の津波に耐え、鎮魂と復興の象徴となっていた福島県南相馬市鹿島区の「かしまの一本松」を伐採するお別れ式が27日、開かれた。立ち枯れに加え、一帯で県が防災林の整備を計画しているためで、防災林の一角には一本松の種から育てた苗木が植えられる予定。

 地元有志らでつくる「守る会」が主催した式には約100人が参加。五賀和雄会長は「集落では津波で全70戸が流され、54人が犠牲になった。この松を見るたびに大きな力をもらった。ありがとう」とあいさつ。桜井勝延市長は「心の中の火が消えてしまうようで残念だが、後継木での植栽は希望になる」と述べた。

(12月27日12時15分)

社会(12月27日)