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「たたら吹き」火入れ式、島根 日本刀の原料、玉鋼を唯一生産

 「日刀保たたら」の火入れ式で、激しく炎を上げる炉に砂鉄を入れる技師長=24日、島根県奥出雲町  「日刀保たたら」の火入れ式で、激しく炎を上げる炉に砂鉄を入れる技師長=24日、島根県奥出雲町
 日本刀の原料となる玉鋼を伝統の技術「たたら吹き」を用いて国内で唯一生産する製鉄所「日刀保たたら」(島根県奥出雲町)で24日、砂鉄を炉に入れる火入れ式が行われた。

 神事の後、村下と称される技師長が、激しく炎を上げる炉に初種と呼ばれる砂鉄を入れた。三日三晩操業を続け、最終日に鉄の塊「けら」を取り出す。

 たたら吹きは「ふいご」と呼ばれる送風機で炉に風を送って高温を保ち、炉を形作る土と、砂鉄、木炭を反応させて良質の鋼を作り出す技術。炉の温度は最高約1400度になる。1回の操業で砂鉄約10トン、木炭約12トンを使い、けらが約3トンできる。

(1月24日12時40分)

暮らし・話題(1月24日)