国内外ニュース

「クローン」サル、2匹誕生 中国チーム、倫理問題も

 体細胞クローンの手法で初めて生まれた2匹のカニクイザル(中国科学院提供)  体細胞クローンの手法で初めて生まれた2匹のカニクイザル(中国科学院提供)
 もとの個体と全く同じ遺伝子を持つ「クローン」のカニクイザルを2匹誕生させたと、中国科学院のチームが24日付の米科学誌セル電子版に発表した。1997年に英国で報告されたクローン羊「ドリー」と同じ手法を使ったサルで初めての例としている。

 チームは「サルを使って人の薬の効果を確かめる実験に役立つ」と意義を強調する。ただ人と同じ霊長類のクローンづくりには倫理的な問題点があり、今後議論を呼ぶ可能性がある。

 使ったのは「体細胞クローン」と呼ばれる手法。分化した体細胞から染色体を含む細胞核を取り出し、核を除いた卵子に注入して新たな個体をつくる。

(1月25日2時04分)

科学・環境(1月25日)