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重要文化財の仏像2体、返還命令 所有権、滋賀の寺と判断

 東京都品川区の安楽寺本堂に安置されている「木造千手観音立像」(右)と「木造阿弥陀如来立像」(安楽寺の代理人弁護士提供)  東京都品川区の安楽寺本堂に安置されている「木造千手観音立像」(右)と「木造阿弥陀如来立像」(安楽寺の代理人弁護士提供)
 滋賀県甲賀市の大岡寺で2001年ごろから行方不明になっていた国の重要文化財の仏像2体を巡り、同寺と東京都品川区の安楽寺が所有権を争った訴訟の判決で、大津地裁(西岡繁靖裁判長)は25日、所有権の確認を求めた安楽寺の請求を棄却し、大岡寺に2体を引き渡すよう命じた。

 判決によると、仏像は「木造千手観音立像」(鎌倉時代)と「木造阿弥陀如来立像」(平安時代)。文化庁の記録では、1909年に重要文化財に指定され、大岡寺が所有者として登録された。

 安楽寺側は「大岡寺から無償で譲り受けた」と提訴し、その後「知人から贈られた」と主張を変更していた。

(1月25日16時24分)

社会(1月25日)