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石牟礼さん死去、感謝募る患者 公害問題解決へ決意新た

 石牟礼道子さんについて話す水俣病患者の坂本フジエさん=10日午後、熊本県水俣市  石牟礼道子さんについて話す水俣病患者の坂本フジエさん=10日午後、熊本県水俣市
 「苦海浄土」で水俣病の水銀被害を広く社会に伝えた作家の石牟礼道子さん(90)が10日未明、パーキンソン病による急性増悪のため熊本市で死去した。石牟礼さんの寄り添う姿勢を心の支えにしてきた全国の患者や支援者らには悲しみの半面、感謝の思いも募る。公害なき世界を目指し、死を悼みながら決意を新たにする。

 胎児性水俣病患者・坂本しのぶさん(61)の母フジエさん(92)=熊本県水俣市=は、患者宅を訪ね歩く石牟礼さんの姿を忘れられない。「(著書で)遠くの人が水俣のことを知ってくれた。あげな偉い人、もっと長生きしてほしかった」。

(2月10日19時34分)

文化・芸能(2月10日)