国内外ニュース

新潟水俣、二審も原告敗訴 行政責任は判断せず

 新潟水俣病訴訟の東京高裁判決を受け「不当判決」と記した垂れ幕を掲げる原告側弁護士=23日午後、東京高裁前  新潟水俣病訴訟の東京高裁判決を受け「不当判決」と記した垂れ幕を掲げる原告側弁護士=23日午後、東京高裁前
 新潟水俣病の被害を訴える80代の男性と40代の女性が、国と新潟県、原因企業の昭和電工に1人1200万円の損害賠償を求めた第3次訴訟の控訴審判決で、東京高裁は23日、請求を棄却した2015年の一審新潟地裁判決を支持、「水俣病だとは認められない」と判断して2人の控訴を棄却した。

 判決理由で斉木敏文裁判長は「2人はいずれもメチル水銀に汚染された魚を多く食べていたとは認められず、訴えている症状は他の病気が原因の可能性がある」と指摘した。

 原告側は、国と県が規制を怠ったために被害が拡大したと主張して責任を追及していたが、高裁は「判断するまでもない」として退けた。

(3月23日18時50分)

社会(3月23日)