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「代理親」でクニマスふ化、山梨 ヒメマスに細胞移植

 代理親の精子と卵からふ化したクニマスの稚魚(山梨県水産技術センター提供)  代理親の精子と卵からふ化したクニマスの稚魚(山梨県水産技術センター提供)
 山梨県水産技術センターは23日、秋田県・田沢湖の固有種で、富士五湖の西湖(山梨県富士河口湖町)で約70年ぶりに発見されたクニマスの細胞を「代理親」のヒメマスに移植し、ふ化に成功したと発表した。

 同センター忍野支所によると、クニマスの生殖細胞を雄と雌のヒメマスに移植し、クニマスの精子と卵を作り出した。この精子と卵を人工授精させ、昨年12月に約60匹のクニマスの稚魚がふ化したという。

 クニマスは田沢湖の水質悪化で1940年ごろに絶滅したと考えられていたが2010年、西湖で生息が確認された。35年に田沢湖から移された卵からふ化した個体の繁殖が続いたとみられる。

(3月23日20時42分)

科学・環境(3月23日)