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「天使」伝える海洋の危機 新種クリオネ絶滅懸念

 富山湾で発見された新種のクリオネ(北海道蘭越町「貝の館」・富山大提供)  富山湾で発見された新種のクリオネ(北海道蘭越町「貝の館」・富山大提供)
 「流氷の天使」の呼び名で知られるクリオネ。富山湾で昨年発見された新種が同湾以北の日本海の複数箇所でも見つかり、日本海で独自の進化を遂げた固有種と考えられることが北海道蘭越町などの研究者グループの調査で分かった。日本海の閉鎖的な環境が進化を促した形だが、生態系に影響を与える海水の酸性化の進行が速く、新種クリオネの絶滅が懸念されている。

 ユーラシア大陸と日本列島に囲まれた日本海は、最大で水深約3800メートルだが、海峡部は深くても200メートルに満たず、いわばおわんのような構造。

(5月1日6時25分)

科学・環境(5月1日)