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チッソ「水俣病救済は終了」 社長発言、環境相は否定

 水俣病の犠牲者慰霊式で、言葉を述べるチッソの後藤舜吉社長=1日午後、熊本県水俣市  水俣病の犠牲者慰霊式で、言葉を述べるチッソの後藤舜吉社長=1日午後、熊本県水俣市  水俣病の犠牲者慰霊式で、献花する胎児性患者ら参列者=1日午後、熊本県水俣市  水俣病の犠牲者慰霊式で、献花する胎児性患者ら参列者=1日午後、熊本県水俣市
 四大公害病の一つ、水俣病の公式確認から1日で62年となり、熊本県水俣市で市や患者団体などによる犠牲者慰霊式が営まれた。原因企業チッソの後藤舜吉社長は式典で哀悼の意を表した後、報道陣に「水俣病特別措置法の救済は終了した」と発言。事業を継いだ子会社JNC上場は救済終了が条件となっており、早期実現に意欲を見せた。

 熊本、鹿児島両県では計1900人近くが患者認定を申請中。認定や損害賠償を求めた訴訟も各地で続いている。中川雅治環境相は式典後の記者会見で「多くの人が認定申請や訴訟提起をしている。救済終了とは言い難い」として、JNCの上場承認に否定的な見解を示した。

(5月1日21時16分)

社会(5月1日)