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拷問被害者訴えに裁判官涙、韓国 在日スパイ捏造で

 公判を終え、拘置所へ連行される被告の高炳天・元陸軍准尉=4月30日、ソウル中央地裁(共同)  公判を終え、拘置所へ連行される被告の高炳天・元陸軍准尉=4月30日、ソウル中央地裁(共同)
 【ソウル共同】韓国で在日韓国人の「北朝鮮スパイ事件」を拷問で捏造し、関連する偽証罪で起訴された元捜査官の公判が4月30日、ソウル中央地裁で開かれた。「拷問を許さない国家の姿勢を判決で示してほしい」との被害者の訴えを聞いた女性裁判官が、涙で声を詰まらせ「過去に人権を守れなかった裁判所への信頼に感謝し、最善を尽くし応えます」と述べた。

 被告の高炳天・元陸軍准尉(78)は軍防諜機関に勤務した1970~80年代に韓国留学中の在日の若者らに拷問を繰り返し、服役した被害者は少なくとも12人に上ることが分かっている。

(5月1日20時27分)

国際(5月1日)