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司法解剖の鑑定書、千件未作成か 全国の委託先、年間で

 一般的な司法解剖の流れ  一般的な司法解剖の流れ
 犯罪死が疑われる場合に行う司法解剖が2015年と16年、全国で計1万6750件実施された一方、捜査当局の委託を受けた大学などの解剖医による当局への鑑定書提出件数は両年度で計1万3530件だったことが2日、警察庁の開示資料などで分かった。統計が暦年と年度で単純比較はできないが、3千件以上の違いがあり、年間千件単位で鑑定書が未作成だった可能性がある。

 複数の大学は背景として法医学分野の人材不足を挙げる。作成は法律で義務付けられていないが、専門家は「鑑定書がなければ解剖医の死亡などで過去の事例が検証できず、犯罪を見逃す恐れがある。早急に改善すべき」と指摘する。

(5月2日11時06分)

社会(5月2日)