国内外ニュース

埼玉の朝鮮人遺骨、壱岐へ 韓国返還に「前進」と歓迎

 厚労省の安置室へ遺骨を移動させる「金乗院」の田中政樹住職(右)ら=4月、埼玉県所沢市(金乗院提供)  厚労省の安置室へ遺骨を移動させる「金乗院」の田中政樹住職(右)ら=4月、埼玉県所沢市(金乗院提供)
 終戦直後に玄界灘周辺で遭難した帰還船に乗っていて死亡した朝鮮人とされ、埼玉県所沢市の寺院「金乗院」に長年保管されていた遺骨131柱が、供養を続けてきた長崎県壱岐市の「天徳寺」に移されることが3日、遺骨を管理する厚生労働省への取材で分かった。政府間協議が進まず、韓国への返還の見通しは立っていないが、寺院の関係者らは「大きな前進」と歓迎している。

 厚労省によると、遺骨の発見当時から供養していた天徳寺が、韓国か壱岐に送還するよう求めていたことなどから、預け先の変更を決定した。4月中旬、厚労省の安置室へ移動。5月31日、天徳寺へ届け、供養の儀式をする。

(5月3日16時02分)

社会(5月3日)