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祈りの「オラショ」、平戸で披露 禁教下の信仰形態、今に伝える

 オラショを唱える「かくれキリシタン」の男性ら=3日午後、長崎県平戸市生月島  オラショを唱える「かくれキリシタン」の男性ら=3日午後、長崎県平戸市生月島
 今夏の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)の候補地で、禁教期の信仰形態を今に残す祈り「オラショ」を唱え続けている人々が3日、暗唱する様子を長崎県平戸市の公共施設で披露した。厳かな雰囲気の会場に、つぶやくような低い声が響いた。

 披露したのは、平戸市の生月島に暮らす山本善則さん(64)ら男性4人で、江戸時代を中心とする禁教期のしきたりを継承する「かくれキリシタン」と呼ばれる人たち。集まった市民ら約30人の前に、着物と雪駄姿で登場。顔の正面で両手を合わせたりしながら「さんたまりや浦々のーべす」などと唱えた。

(5月3日18時27分)

暮らし・話題(5月3日)