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明るく笑って終活を 中尾彬と池波志乃が共著

 「終活夫婦」を出版した中尾彬(左)と池波志乃  「終活夫婦」を出版した中尾彬(左)と池波志乃
 俳優の中尾彬、池波志乃夫妻が、遺言状や墓を用意し、不動産や家財などを処分した経緯をつづった共著「終活夫婦」を出版した。「死に支度ではない。元気なうちに、明るく笑って捨てましょう」と声をそろえる。

 かつて夫妻は東京都内の自宅の他に、千葉県木更津市のアトリエ、沖縄県にセカンドハウスとしてマンションを所有していた。中尾は「それぞれに物があふれてね。惜しい物はたくさんありましたけど、スパッと割り切って気持ちよくできたね」と振り返る。

 表紙の2人は満面の笑みで、本文中にも悲愴感はまるでない。池波は「先に余分な物を整理しておけば、心置きなく次の楽しみに取り組むことができる。そのための活動なんです」

 処分した写真は約1万枚。池波は「私たちは子どものいない人生を選択したけれど、子どもとしても親の写真を捨てにくいですよね。その負担を軽減してあげるのも役目だと思う」と語る。

 中尾のトレードマークの「ねじねじ」も約200本処分した。中尾が「ねじねじって、志乃が作った言葉だろ?」と水を向けると、池波は「今は短くして『ねじ』」とほほ笑む。

 捨てることは過去の否定ではないという。池波は「何も無駄なことはなかった。『買うことを励みにしたことがあったよね』と夫婦の会話もはずんで、もっと仲良くなれますよ」と強調。中尾も「物がなくなっても、残った思い出や友人関係が財産ですからね」とうなずき、「(終活は)時間も体力も必要。お互いが元気なうちに余裕を持って始めてほしい」と締めくくった。

 講談社刊、1404円。

(5月8日17時06分)

文化・芸能(5月8日)