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ハンセン病療養所の島結び30年 岡山の邑久長島大橋、交流促進

 開通から30年を迎えた「邑久長島大橋」のたもとで開かれた記念式典=9日午前、岡山県瀬戸内市  開通から30年を迎えた「邑久長島大橋」のたもとで開かれた記念式典=9日午前、岡山県瀬戸内市
 二つの国立ハンセン病療養所がある岡山県瀬戸内市の長島と本州を結ぶ「邑久長島大橋」が9日、開通から30年を迎え、長島側の橋のたもとで入所者らが出席して記念式典が開かれた。

 式典には約100人が参加し、くす玉割りや対岸の小学校児童による合唱が行われた。長島愛生園の中尾伸治自治会長(83)はあいさつで「架橋で隔離からの解放となったが、まだまだ偏見や差別があると感じる。橋を通しての交流で少しずつでもハンセン病への理解が広まってほしい」と語った。

 橋は1988年、島と本州の間の約30メートルの海峡に架かった。「人間回復の橋」と呼ばれ、元患者との交流を後押しした。

(5月9日12時07分)

社会(5月9日)