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物価下振れリスク大きい 日銀総裁、デフレ心理で

 共同通信のきさらぎ会で講演する日銀の黒田総裁=10日午後、東京都内のホテル  共同通信のきさらぎ会で講演する日銀の黒田総裁=10日午後、東京都内のホテル
 日銀の黒田東彦総裁は10日、共同通信きさらぎ会で講演し、物価の見通しに「下振れリスクの方が大きい」と指摘した。消費者のデフレ心理の払拭に時間がかかる可能性があり、物価上昇率2%の実現が長期目標となる可能性を示唆した。2%の早期実現を目指す約束に変更はないとも強調し、大規模な金融緩和策を粘り強く続ける考えを示した。

 黒田氏は、人々が予想する将来の物価上昇率が高まることで、現実の物価が上がっていくと説明。その上で、現在は「15年に及ぶデフレの経験が人々の意識や行動に深く根付いている」と指摘した。

(5月10日17時42分)

経済(5月10日)