長野五輪ゴールドスポンサー計時部門、服部セイコーに


 長野冬季五輪組織委員会(NAOC)と日本オリンピック委員会(JOC)は二日、九八年長野冬季五輪の国内公式スポンサー「ゴールドスポンサー」の公式計時部門(オフィシャルタイマー)を服部セイコー(東京)に決めた―と発表した。

 ゴールドスポンサー決定は、ミズノ、八十二銀行に次いで三社目。服部セイコーの協賛は既に一月に内定していたが、阪神大震災に配慮して発表を遅らせていた。

 服部セイコーは競技の計時システム構築、提供を独占して担い、「SEIKO」の呼称を公式競技映像などに使用できる。協賛金は二十億円。システム開発や設備に多額の経費がかかるため、協賛金のうち現金は数億円とみられる。

 同社は六四年の東京五輪のほか、七二年札幌、九二年バルセロナ、九四年リレハンメルの各五輪で公式計時を担当した。関本昌弘社長は記者会見で「計時ミスがゼロという技術が評価された。システムの改良を重ねるとともに、分かりやすい表示を目指したい」と述べた。

 関本社長はまた、計時装置の開発でグループ会社のセイコーエプソン(諏訪市)、精工舎(東京)、セイコー電子工業(干葉市)の協力を得る方針を明らかにした。

(1995年3月3日 信濃毎日新聞掲載)