長野五輪閉会式、概要が判明 郷土芸能で彩り 手作り花火や獅子舞


 長野冬季五輪閉会式の概要が三十日、明らかになった。「地元芸能の参加による大衆性」を基本理念に、下伊那郡清内路村の「手作り花火」(県無形民俗文化財)や獅子舞など五種類の郷土芸能で彩り、次の世代を担う子どもたちが選手、役員を先導する。演出家の浅利慶太氏らの総合プロデューサーチームが六月初旬から、出演候補の団体や担当者らに正式要請する。

 来年二月二十二日の閉会式は、開会式と同じ長野市篠ノ井東福寺の南長野運動公園で行う。午後六時開始で、約一時間半を予定している。

 構想だと、芸術プログラム―式典―芸術プログラムの三部構成。前半の芸術プログラムはさまざまな地元芸能が登場、「真冬に登場する夏祭り」で雰囲気を盛り上げる。県内に伝わる獅子舞も出る。選手たちは、ちょうちんを持った地元の数百人の子どもたちに囲まれながら、チームごとの枠を超えて入場する。

 選手着席後、日本、ギリシャと次期二〇〇二年冬季五輪が開かれるアメリカ(開催都市ソルトレークシティー)の旗を掲揚。オリンピック旗が長野市長からIOC会長の手を経てソ市長に引き継がれる。ソ市が数分のデモンストレーションで再会を呼び掛け、IOC会長が閉会を宣言。聖火が消える。

 最後は再び芸術プログラム。諏訪湖の花火大会をイメージし、会場外の三カ所から花火が打ち上げられ、会場内で清内路村の手筒・仕掛け花火を披露する。

(1997年5月31日 信濃毎日新聞掲載)