上田「岳の幟」 閉会式参加費用は1100万円


 上田市別所温泉の伝統行事「岳の幟(のぼり)」の長野五輪閉会式参加費用が一千百万円余りかかる見通しになり、岳の幟保存会や上田市などでつくる「長野オリンピック閉会式『岳の幟』出演実行委員会」は、市の補助金七百五十万円を差し引いた不足分三百五十万円を集める活動を一日から始める。

 「岳の幟」は、住民が十メートル余の布を付けた竹を持ち街中を練り歩く雨ごい行事。閉会式には、三百本の竹の行列とささら踊りに約四百人が参加する。費用は▽三回のリハーサルと本番の交通費四百二十万円▽衣装代約三百十万円▽食事代や竹の購入費など三百七十万円余―で、総計一千百万円余りを見込んだ。

 長野冬季五輪組織委員会は「厳しい財政事情の中、ボランティア的にたくさんの人に閉会式に出演してもらえないかと、負担を前提に依頼してきた。決して強制はしていない」(小林洋一式典課長)としているため、全額地元負担となる。

(1997年10月31日 信濃毎日新聞掲載)