清内路「手作り花火」 有志会、閉会式出演に合意


 長野冬季五輪閉会式への出演要請を受けていた下伊那郡清内路村の県無形民俗文化財「手作り花火」の保存会、上清内路煙火同志会(桜井信和会長)と下清内路煙火有志会(桜井義也会長)は四日までに、村代表として有志会が単独で参加することで合意し、原満征村長から下伊那地方事務所を通じて長野冬季五輪組織委員会(NAOC)に伝えた。

 八月のNAOCの正式要請以降、両保存会の共同出演が探られてきたが、二年続けて地元の奉納花火中に事故が起きた同志会は、出演辞退の姿勢を崩さなかった。

 NAOC総合プロデューサーチームと保存会側(同志会は欠席)との出演交渉が十月三十日に再開されたことを受けて、二日、原村長、桜井定蔵村議長が両保存会に出演を再要請。共同出演を条件に参加に前向きな姿勢をみせていた有志会に対し、同志会は自らの参加は見合わせたものの、有志会の参加を支持した。

 両団体は八月、安全性や技術面での不安を理由に、それぞれ出演辞退を決めていたが、県、NAOCの強い意向で村は再三にわたり説得を続けてきた。原村長は「光栄なことでなんとか出演実現をと思っていた。両団体の理解のある結論に感謝している」と話している。

(1997年11月5日 信濃毎日新聞掲載)