カーリング会場のFM放送 実況・解説者、意欲


 NAOCは五輪期間中、カーリング会場の北佐久郡軽井沢町風越公園アリーナで、会場内だけのミニFM放送局を設け、試合の実況と解説をする。解説者を務める同町の自営業藤巻正さん(37)と会社員松村保さん(36)は「ルールや競技をあまり知らなくてもカーリングを楽しんでもらいたい」と張り切っている。

 ミニFMは昨年三月の世界ジュニア選手権でも放送し、好評だった。NAOCによると、競技会場でFMを流すのはカーリング会場だけ。ラジオのない人には小型受信機を一個千円で貸し出す。

 解説は松村さんが女子、藤巻さんが男子を担当し、実況のアナウンサーと二人で放送。カーリングは四試合を同時に行うため、主に日本チームの試合を取り上げる。動きのない序盤やハーフタイムにルールや選手の紹介を織り交ぜる。

 藤巻さんと松村さんは、日本選手権に何度も出た地元の「軽井沢グラニット」のチームメイト。「前回で大体の感じはつかんだ。縁台将棋を解説する、近所のちょっとうるさいオヤジのような雰囲気でやりたい」と松村さん。藤巻さんは「エピソードや裏方で頑張る人たちも紹介し、聴いて得した気分になる放送に」と話している。

(1998年1月22日 信濃毎日新聞掲載)