スピード男子千 清水2個目のメダル「銅」



清水宏保

(長野市・エムウェーブ)
15:00 スタート

 男子千メートルを行い、千五百メートル銀のポストマ(オランダ)が五輪新の1分10秒64で優勝した。清水(三協精機)は自己ベストを約1秒上回る1分11秒00で、2位のボス(オランダ)に次ぐ3位に入り銅メダル。五百メートルの金に続き、スピードの日本選手では初めて2個目の五輪メダルを獲得した。

 世界記録保持者のウォザースプーン(カナダ)は6位。若手の今井(山梨学院大・佐久長聖高出)が1分11秒96で11位に入った。期待された堀井(王子製紙)は五百メートルに続き振るわず、1分12秒40の平凡な記録で17位。野明(県教員ク)は1分12秒68で25位だった。


【男子】▽千メートル

(1)イツ・ポストマ(オランダ)1分10秒64=五輪新

(2)ボス(オランダ)     1分10秒71

(3)清水宏保(三協精機)   1分11秒00

(4)レーワン(オランダ)   1分11秒26

(5)S・ブシャール(カナダ) 1分11秒29

(6)ウォザースプーン(カナダ)1分11秒39

(7)フィッツランドルフ(米国)1分11秒64

(8)ブーティエット(米国)  1分11秒75

(11)今井裕介(山梨学院大・佐久長聖高出)1分11秒96

(17)堀井学(王子製紙)    1分12秒40

(25)野明弘幸(長野県教員ク) 1分12秒68

世界記録 ウォザースプーン  1分10秒16

五輪記録 ジャンセン     1分12秒43

日本記録 堀井学       1分10秒60

 【評】千五百メートルを得意とする中距離タイプのポストマが、スプリンターを制した。圧巻だったのが最後の1周。27秒32の出色のラップで、2位に入ったボスの27秒89を大きく上回り、終盤の強さを見せつけた。

 清水は大健闘の3位。アウトスタートから素早くスピードに乗り、力強いキックで600メートルを最も速いタイムで通過。終盤はさすがに上体が浮いたが、それでもよく粘った。

 今井はスタートが良かった。インから飛び出した後、カーブワークが鋭く、200メートルの通過は自己最高の17秒18。その勢いを最後までつなげて11位。堀井は前半で無駄な力が入って体力を消耗し、最後の1周が大きく鈍った。野明は力みが見られ、キックに体重がしっかり乗っていなかった。

(1998年2月15日 掲載)