長野パラリンピック 全競技を映像に IPCがNAPOCに要望


 国際パラリンピック委員会(IPC)のロバート・ステッドワード会長は二十日、長野パラリンピック冬季大会組織委員会(NAPOC)に大会全競技のテレビ映像制作を要請した。障害者スポーツ振興の目的のほか、将来は五輪のように放映権制度を確立し商業収入を得たい考えがあるとみられる。

 NAPOCは全競技のハイライトを一日十分ほどの映像にまとめ、希望するテレビ局に提供する計画。ステッドワード会長は「海外から取材に来るテレビ局がすべての自国選手をカバーできないこともある」とし、全競技の映像提供を求めた。また、「NAPOCの財政計画に競技映像をつくるホスト局の予算がない。この分野への新たな支援をお願いする」と述べた。

 同会長は「長野大会で放映権料は取らない」としたが、国際オリンピック委員会(IOC)と合同でスポンサーを獲得する準備を進めていることも説明した。

(1996年12月21日 信濃毎日新聞掲載)