下りカーブでは、重機で周辺の雪を集めて外側を盛り上げ、作業員がスコップで整形して仕上げる。左右のカーブが連続する場所では左右交互に傾斜をつける。コース係長の門脇秋彦さんは「何もしなくてもボブスレーのように下ってこれるのが理想」と話す。
気掛かりは積雪状況。「五十センチはほしい」(門脇さん)というが、五輪終了後の気温上昇や降雨で、積雪は二十センチ程度。一日も雪が降ったが、雨混じりだった。
シットスキーは、脚力と腕力の両方を使える立位に比べ、登坂やブレーキ操作が難しい。このためコースは上りでの最大標高差は十四メートル、全体の高低差三十九メートルと、立位より、それぞれ十八、十四メートル緩くしてある。
(1998年3月2日 信濃毎日新聞掲載)