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3月13日(金)
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加藤2得点、GK永瀬堅守 日本、価値ある1勝



星(10)のシュートがゴール前にこぼれたところを加藤(99)がゲット、決勝点

 日本は苦しみながらも2―1で米国を振り切り、初出場のパラリンピックで価値ある「1勝」を歴史に刻んだ。予選リーグの1、2戦とも零点に抑え込まれた悔しさを晴らすように、選手たちは積極的にゴールに攻め込んだ。大柄な米国選手に激しいボディーチェックを仕掛ける気迫も十分だった。

 同点で迎えた第3ピリオド4分5秒。パワープレーの日本はゴール裏を回り込んだ星が自らシュート。GKのはじいたパックを加藤が押し込んで決勝点を奪った。終盤は米国に攻め込まれて何本もシュートを浴びた。最後の約2分間はGKを外した6人攻撃を受けながら、全員で必死に防戦して何とか1点差を守りきった。

 この日、日本はスピードと得点力を重視したセットを組んだ。松井主将を控えに回し、DF加藤をCFに起用した。大村監督は「1、2戦で得点が取れなかったので流れを変えたかった」という。その狙い通りに第1ピリオドに矢口のアシストを受けた加藤が先制ゴール。記念すべき初得点は「先取点が欲しかった」(同監督)日本に勢いをつけた。

 ノルウェー、カナダ戦は「勝たなければ」という重圧から動きが硬かった。2得点を挙げ優秀選手に選ばれた加藤が「やりたいプレーができた」というように、この日は落ち着いて自分たちの力を存分に発揮した。加藤は「この勝利はこれからの自信になる」。計14本のシュートを浴びながら1失点に抑えたGK永瀬も「何とか1勝したかったので本当にうれしい」と言葉を詰まらせた。



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Copyright 1998 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun