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3月13日(金)
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悔しさと喜び知った最下位 クロカン男子20キロ日本チーム



 トップのロシアがゴールしてから8分54秒後。アンカー加藤をゴールに迎えた日本チームはそのまま客席沿いに歩き、声援を送ってくれた観客と握手をして感謝の気持ちを表現した。「力は出し切った」と納得していた。

 一走を任された新田は「(2・5キロコースの)1周目を抑えて2周目で勝負」とのコーチの指示を守り、後半一つ順位を上げてトップと1分9秒差の3位と健闘した。二走の伝田は、前夜からの雨で水分を含んだ重い雪質に苦しんだ。ふだん以上にストックに頼らねばならず、ストックが1本の伝田には厳しい条件。序盤でポーランドとドイツに抜かれ、最下位に落ちた。

 続く三走高橋、アンカー加藤は“一人旅”。「1秒でも詰めようと必死だった」(加藤)二人だが、「気持ちに体がついていなかった」(高橋)。流れに乗れず、離される一方だった。

 チームは前日から白馬村内に宿泊。「バイアスロンとともに世界と戦える数少ない種目」(小林卓司コーチ)と、リレーにかけていた。

 ゴールでチームメートに迎えられた加藤は「白いユニホームがうっすらと見えた瞬間、うれしくて涙が出そうだった」と初めてのリレーを振り返った。最下位の悔しさを味わう一方、チームが一体となって上位を目指す喜びを知った。



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Copyright 1998 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun