パラリンピックのミニ聖火台を販売 長野若槻園



 長野市徳間の障害者授産施設「長野若槻園」が、長野パラリンピックのミニチュア聖火台をつくり、販売を始めた。収益は県障害者スポーツ協会に寄付する。パラリンピックの感動を一人ひとりの手元に形で残してもらいながら、障害者スポーツの振興を図りたいとの願いを込めた。

 ミニチュア聖火台は岩手県の南部鉄製で高さ約三十センチ、重さ約四キロ。大会エンブレムもデザインしてある。障害者を積極的に雇用している、同県水沢市の「及勘(おいかん)鋳造所」に若槻園の職員が足を運び、製造した。若槻園でプラスチック製台座を取り付け、完成させる。

 下高井郡野沢温泉村の道祖神祭りの「社殿」をモデルにした聖火台は、大会後に解体され残っていない。園生や職員の間から「大会の象徴として聖火台の形を残し、感動を未来に伝えたい」と、声が上がった。同村温泉街の自治組織「野沢組」の承認を得てミニチュアを具体化。エンブレムの使用は長野冬季パラリンピック組織委員会(NAPOC)の了承を得た。

 千九百九十八セットの限定販売。パラリンピックのエンブレムと聖火台を図案化したピンバッジ二個付きで一万円(送料と消費税は別途)。注文は、はがきで同園(〒381―8580 長野市徳間1443 電話026・296・1415)へ。

(1998年10月27日 信濃毎日新聞掲載)