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アイススレッジホッケー

(競技会場:長野市・アクアウイング)

見どころ

アイススレッジホッケー日本チーム コンビネーションで活路

 5日午前11時、長野市アクアウイング。アイススレッジホッケーの日本チームは、長野パラリンピック開幕戦に臨む。相手は強豪ノルウェーで、「勝ちにいくつもり。それが僕らにスレッジを教えてくれた国への恩返し」と松井順一主将(松本市)。目標のメダル獲得には、初戦をどう戦うかが大きなポイントで、長野県勢7人を含む日本チームは、この試合に照準を合わせている。

  ◆    ◇    ◆    ◇    ◆

 アイススレッジホッケーは94年のリレハンメル大会から実施。1ピリオド15分、正味45分間。ボディーチェックも認められている。

 長野大会は、リレハンメル大会より2チーム多い7チームが参加。日本は初出場だ。A、B組に分かれて予選リーグを行い、上位2チームが準決勝に進む。3位以下は5―7位決定戦に回る。A組は前回優勝のスウェーデンと英国、エストニア。B組は日本とノルウェー、カナダ、米国。

 初戦のノルウェーは、前回大会で銀メダル、カナダは銅メダル。米国は日本とほぼ互角とみられ、いずれも厳しい展開が予想されるが、「集中力が切れなければ、メダルは可能だ」と選手たち。日本が波に乗るには、ノルウェー戦をいいムードで戦えるかどうかにかかっている。

 パワーのある外国勢に対し、日本チームはコンビネーションプレーで活路を見いだす作戦だ。FWの三沢英司選手(東京)、矢口敦也選手(松本市)、吉川守選手(飯田市)の第1セットはダッシュが鋭くなった。守備陣も相手のパスコースを体を張ってカットする。

 得点力に課題は残るが、昨年3月のプレ国際大会に比べて攻守の切り替え、ゲーム運びは数段巧みになった。

 日本チームは2月末までビッグハットで最終合宿を組んだ。長野県内を中心に国内で本格的に練習を始めて3年余。毎週土曜早朝の練習に打ち込んできた。北欧、米国にも遠征した。

 大村博監督は「メダル獲得は甘くはないが、少ないチャンスをものにしたい。この競技の面白さがパラリンピックを通して広がってほしい」と話している。

 代表ユニホームに初めてそでを通し、胸の高鳴りを覚えた選手も多い日本チーム。力を発揮する舞台はすぐそこだ。


競技概要

 アイススレッジに乗って行うアイスホッケー。普通のアイスホッケーと違い、両手に短いスティックを持ち、パックを扱うほか、反対側の端のピックで氷を突いて進む。1チーム6人で、選手は随時交代する。1ピリオド15分で3ピリオド。アイススレッジを体の一部のように乗りこなしたスピーディーな試合展開が魅力。

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Copyright 1998 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun