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神事には大総代や岡谷市、下諏訪町、諏訪市上諏訪地区の責任者ら約五十人が参列した。秋宮では「秋宮一」、春宮では「春宮一」の御柱の前で神官が祝詞を奏上。続いて、それぞれ「一」から「四」の御柱の順に、同町の大総代が五十キロ近い木づちを根元に振り下ろした。
秋宮の境内では観光客も見つめる中、にぎやかに繰り広げた祭りと打って変わり、厳粛に神事が行われた。参列者からは、「こんなに大きな柱をよく運んだものだ」と感慨深げに振り返る声のほか、「静かに神事をしていると祭りの終わりを実感して寂しい」と御柱祭の終幕を惜しむ声も漏れた。
「御柱固」の神事に続き春宮で、八本の御柱が無事に曳(えい)行され、建立されたことを神前に報告する神事もあった。
(1998年5月13日 信濃毎日新聞掲載)