秋宮では下社八本のうち最も太い「秋宮一」の御柱を皮切りに建て御柱がスタート。午前九時半すぎ、神事を行ってから、御柱の先端を三角すい状に切り落とす「冠落とし」をし、正午前から建てる作業が本格的に始まった。
秋宮境内は見物客や氏子らですき間がないほどに埋まった。「秋宮一」を担当する諏訪市上諏訪地区の大総代河西武幸さん(64)=同市岡村=は「御柱の見立てから数えて二年。祭りの最後を迎えて万感の思いだ」と話していた。
(1998年5月11日 信濃毎日新聞掲載)