上社、立科の蓼科山から御柱祭用材 前回に続き諏訪地方以外で
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諏訪大社上社本宮境内に建つ「本宮一之御柱」。本宮のほかの3本、前宮の全4本とともに次回の御柱祭で建て替えられる=諏訪市中洲 |
諏訪大社(平林成元宮司)が、次回2010年の御柱祭で切り出す上社の本宮(諏訪市)、前宮(茅野市)の御用材計8本を北佐久郡立科町の蓼科山国有林から調達する方針で、現地調査を重ねている。諏訪地方以外からの用材調達は、「江戸時代以降で初めて」(諏訪大社)だった前回04年に、同町の町有林から伐採したのに続き2回連続。正式な申請があれば東信森林管理署(佐久市)も協力する方向で、蓼科山国有林からは初めてとなる。
伝統的に上社の用材を伐採してきた茅野市の八ケ岳・御小屋山(おこやさん、2、137メートル)の社有林は、伊勢湾台風(1959年)で木がなぎ倒されたことなどから用材となるモミの巨木が乏しくなっている。前々回の1998年は、下社(諏訪郡下諏訪町)の用材を切り出す東俣国有林(同)から調達。前回の立科町有林からは、目通り周囲が最大3メートルのモミ計8本を切り出した。
管轄の東信森林管理署によると、蓼科山国有林は北八ケ岳・蓼科山(2、530メートル)の西ろく、県道諏訪白樺湖小諸線沿いに広がる488ヘクタールの天然林。針葉樹が中心でモミの大木も多いという。
昨年春から4、5回、大社職員が用材に適した木を探す調査を実施。並行して前回調達した立科町有林など数カ所も調査した。同国有林に伐採候補地を絞り込んだ理由について、平林宮司は「同じ所から切り出し過ぎて(その地域から)大木がなくなってしまわないよう配慮した」と説明する。
今後も調査を続け、今年春以降に大社責任役員会と大総代会に諮って正式に伐採場所を決定。大社の方針通りになれば、モミの払い下げを東信森林管理署に申請する予定だ。同管理署は「(御柱祭は)伝統的な文化であり、協力したい」と応じる方針。今年秋ごろに氏子たちも入山して用材の候補木を決める仮見立てをする。
次回御柱祭の下社の用材を切り出す東俣国有林では、シカによるモミの木の食害に悩まされている。07年5月に仮見立てをした用材の候補木は、住民有志らでつくる「御柱の森づくり協議会」が防護ネットを巻いて保護している。
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