寅年の御柱祭にまつわる古文書 茅野の資料館で展示

(2010年1月 9日) 

神長官守矢史料館に並んだ寅年の御柱祭にまつわる古文書

 諏訪大社御柱祭が春に迫る中、茅野市宮川の神長官(じんちょうかん)守矢史料館は、今年のえとにちなんだ企画展「守矢文書に見る御柱祭~寅(とら)年の古文書」を開いている。御柱がうまく建たず翌朝までかかった-といった話など、室町から江戸時代にかけて行われた寅年の御柱祭の様子を記した文書15点が並ぶ。
 展示した古文書のうち最も古い1470(文明2)年の記録には、4月6日に予定した里曳(び)きが18日に延期され、曳行(えいこう)も難航したことが書かれている。1578(天正6)年の記録には、御柱祭の年に諏訪大社の社殿を建て替える「造営」の資金集めで武将・武田勝頼が後ろ盾となったことを示す記載もある。
 このほかに江戸時代の御柱祭の騎馬行列の編成やその移り変わり、桟敷の材料の発注、祭りでのけんかの記録もある。担当学芸員は「昔の御柱祭の様子を知った上で、今年の御柱祭を楽しんでほしい」と話している。
 31日までの午前9時~午後4時半。祝日の翌日と月曜休館。問い合わせは同館(電話0266・73・7567)へ。