「抽籤式」臨む強運の人は 茅野市湖東で代表者選出式

(2010年1月24日) 

神妙な表情でくじを引く茅野市湖東地区の氏子たち

 諏訪大社上社の御柱祭で引く柱をくじで決める2月15日の「抽籤(ちゅうせん)式」に向け、茅野市の湖東地区コミュニティセンターで23日、同地区のくじ引きの代表者を決める選出式があった。同地区は隣接する北山、米沢両地区と同じ柱を曳行(えいこう)する。後日決まる北山、米沢地区の代表との計3人から2月6日にくじ引きで3地区の抽籤総代を決め、本番に臨む。
 他地区は、大総代の話し合いなどで抽籤総代を決めるため、幾度もくじ引きを勝ち抜いた「運の強い人」が本番の抽籤式に臨むこの3地区の方式は独特だ。
 この日は、神事に続き、くじを引く順番をじゃんけんとくじで決めた後、湖東地区の大総代や氏子総代、区長ら36人が「よし、任せておけ」などと気合を入れながら、一人ずつこよりを引いていった。
 地区代表となったのは、最後に残ったくじを引いた金山区氏子総代の伊藤薫(いさお)さん(66)。一瞬、困惑した表情を見せながらも「みなさんから運をいただいた。3地区の代表となったら、この地区に見合ったいい柱を引きたい」と決意を誓った。
 湖東地区の大総代である保科正之さん(64)は「独特の文化。最善を尽くす中で授かる御柱を大切に迎えたい」と話した。