「おんべ」置物を共同製作 諏訪地方の7障害者施設

(2010年2月 6日) 

試作した「おんべ」の置物(手前)を参考に、作業をする福祉施設の職員ら

 諏訪地方の障害者福祉施設の連携組織「すわ~くネット」に加わる施設のうち7施設が、諏訪大社御柱祭に参加する氏子らが手にする「おんべ」の置物を作ろうと共同で作業を始めた。春の御柱祭に向けて、土産物として販売する。5日は、各施設の職員や利用者が茅野市塚原にある地域活動支援センター「あすなろセンター」に集まり、障害者施設を支援しているNPO法人「県セルプセンター協議会」(長野市)の研修を受けた。
 同協議会で諏訪地方などを担当する吉原義豊・工賃アップ推進員と、あすなろセンターの上原実所長が、御柱祭に合わせて新たな商品を作ろうと、2008年ごろから検討を進めてきた。
 おんべは、木をかんなで細長く削ったものを束ね、柄の先から垂らしてある。今回作るおんべの置物は高さ55センチ。台も含めてすべてヒノキを利用する。7施設が4月の本番までに100セット作る計画だ。価格は検討中。
 この日は、吉原さんや上原さんらが手本を見せ、続いて施設の職員や利用者が作業を体験した。茅野市金沢の知的障害者授産施設「この街学園」の職員、伊東悠子さんは「共同で作ることで広く伝わる。これをきっかけに各施設の独自商品にも目を向けてほしい」と話していた。
 御柱祭に向けては、松本市の共同作業所がTシャツを作り、諏訪地方の福祉施設にチラシを置いて注文を受ける取り組みも検討されている。各製品の問い合わせはあすなろセンター(電話0266・72・7972)へ。