雪の中の御柱祭 飯山で山出し

(2010年3月 8日) 

雪の中、伐採したばかりの「一之御柱」を引く氏子たち=飯山市豊田

 雪深い斜面を、杉の丸太がそりでゆっくりと進む。飯山市豊田の民有林で7日、雪国ならではの御柱祭の山出しが行われた。
 現地は健御名方富命彦神別(たけみなかたとみのみことひこかみわけ)神社の近く。防寒着に長靴姿の氏子ら100人近くが見守る中、長さ10メートル以上、直径60センチほどの杉の根元をチェーンソーで伐採。「めりめりっ」という音とともに倒れ、雪煙を上げた。氏子らはそりに載せてロープでくくりつけ、約200メートル離れた安置場所まで引いた。
 同神社の御柱祭は諏訪大社に合わせ、7年目に1度。前回2004年に続いて降雪の中での山出しに、氏子総代長の上村(かみむら)力(つとむ)さん(80)は「雪国で暮らす者にとって感慨深い1日です」と話した。
 安置場所から神社まで運ぶ里曳(び)きと、柱を立てる本柱祭は5月2、3日に行われる。