小宮の御柱祭で本番へ弾み 諏訪地方各地で掛け声響く

(2010年3月16日) 

諏訪市の山あいにある角間沢水源神社に向けて、御柱を引く住民たち

 諏訪大社御柱祭の開幕を前に13、14日、諏訪地方各地で小宮の御柱祭が開かれた。
 諏訪市の市街地から霧ケ峰に向かう山あいにある角間沢水源神社(諏訪市上諏訪)の祭りは13日に行われ、地元の角間新田区の住民ら70人余が参加した。「水神祭」として区と角間川流域水源を管理する角間沢水利組合が主催した。
 氏子たちは神社から200メートルほど離れた場所に集まり、長さ約3メートル、周囲50~70センチの御柱4本を力強く引いた。途中、幅50センチほどの水路をまたぐ「川越し」もあり、「重いね」「こりゃあ、ごしたい(疲れる)」の声が聞かれた。神社に到着すると、御柱の先端をチェーンソーやおのでとがらせる「冠落とし」をした後、ほこらの周りに4本を立てる「建て御柱」で締めくくった。
 鮎沢博区長(60)は「大社と同じように建て御柱までやる楽しいお祭り。子どもたちにも伝えていきたい」と話していた。
 富士見町富士見の若宮八幡神社の祭りは14日にあり、住民約200人が参加した。最も大きい「一之柱」は長さ13メートル、重さ約3トン。小学生を中心に約30人でつくる「子ども木やり隊」が元気な声を響かせ、ほこらまで500メートルほどを曳行(えいこう)した。地区の旗を手に曳行を先導した富士見高原中学校3年の前島豪仁(たけひと)君は、柱を引く氏子の力強い姿に「かっこいい。将来は自分も祭りの中心を担いたい」。
 岡谷市の横川、西堀、東堀の3区でまつり、同市上の原小学校(長地出早)の裏山にある「山の神」の祭りも14日に行われた。御柱は長さ5メートル、太いものは直径約30センチ。150人余がほこらまで約1キロを「よいさ、よいさ」と引っ張り、道中の坂道では長さ20メートルほどの「木落とし」もあった。東堀区の大和洋平さん(65)は「前回より多くの人が集まった。きょうの祭りで弾みをつけて、大社の御柱祭を迎えたい」と意気込みを話した。