松川町の御射山神社式年御柱祭で山出し

(2010年3月22日) 

大勢の氏子が御柱を取り囲んだ御射山神社式年御柱祭の山出し

 下伊那郡松川町上片桐、上伊那郡飯島町七久保、中川村葛島、同村片桐の隣接する4地区が7年目ごとに合同で行う松川町上片桐の御射山(みさやま)神社式年御柱祭で21日、御柱の山出しが各地区一斉に行われ、それぞれ1本ずつ、里まで引き出した。
 同御柱祭は、飯田下伊那地方で記録が残っている中では最も歴史が古いとされ、江戸中期の1722(享保7)年に始まった。神社は、平安時代末から室町時代末にかけて4地区一帯を治めた領主、片切氏の守護神という。
 4地区で最大の「一の柱」となった上片桐地区では、地元住民を中心に約400人が引き手として参加。一の柱は長さ約11メートル、幹回り3メートル余のモミの木で、笛やラッパを合図に、伐採地点から地区内の片桐神社まで約2・5キロの林道を「ワッショイ、ワッショイ」と大きな掛け声とともに引き回した。
 同地区の堀木憲次区長(69)は「御柱はこの地域の一大イベント。大勢の人に参加してもらい盛大に盛り上げたい」。里曳(び)きは4月3日に行われ、各地区からの計4本の御柱が御射山神社に立てられる。