迫力ばっちり上社木落とし 初の公的な有料観覧席

(2010年4月 3日) 

諏訪大社上社の木落としで、初めて設けられた公的な有料観覧席(中央の足場上)=3日午前10時、茅野市宮川の木落し公園

 迫力はばっちり、特等席だ-。茅野市宮川の木落(おと)し公園で3日に始まった諏訪大社御柱祭の上社木落とし。上川を挟んで木落としの坂のほぼ正面に今回初めて設けられた公的な有料観覧席では、県内外からの見物客が祭りの迫力に興奮していた。
 観覧席は市や商業・観光団体などでつくる上社御柱祭誘客促進協議会が設置。河川敷に幅約130メートルの足場を組み、約1700席のパイプいすを並べた。
 この日は木落としが始まる2時間前の午前8時すぎには事前に席を確保した人たちが続々と集まり、「こりゃあいい」「特等席だ」。最初の柱「本宮一」が一直線に滑り落ちると「おお」と大きな歓声と拍手がわいた。
 名古屋市の小西忠昭さん(66)は「確実に場所を押さえておきたい」と法被付きで4200円の席を購入。「たくましい、男らしい祭りだ。できるなら向こう岸まで行って参加したい」と話していた。
 より大勢に楽しんでもらおうと、観覧席は木落としが1本終わるたびに観客を入れ替える。入り口と出口を分け、一方通行にして安全対策を取った。さらに一度に客を動かさず、区域ごとに客を出す工夫も凝らし、順調にスタートした。同協議会運営専務の篠原元文さん(50)は「引き続き安全第一にやります」と話していた。