夜の川面に氏子輝き 上社山出し最終日

(2010年4月 5日) 

日が暮れて、ライトアップされた宮川で川越しする「前宮四」の御柱=4日午後7時8分、茅野市宮川

 諏訪大社御柱祭は上社山出し最終日の4日、8本の御柱のうち、「本宮三」など残っていた4本の木落としと、前日に時間が遅くなって川越しができなかった「前宮二」を合わせた5本の川越しを終えた。青空の下、氏子たちは力を合わせて勇壮に曳行(えいこう)した。
 諏訪地方観光連盟の御柱祭情報センターによると、氏子と観衆を合わせたこの日の人出は、前回より約2万人多い約12万人。3日間では約50万9千人で、前回より4万9千人増えた。茅野市の木落(お)としの坂周辺と宮川の両岸は前日同様、観光客や住民で埋め尽くされ、御柱が坂を下り、宮川に飛び込むたびに大歓声が上がった。
 川越しがずれ込んだ「前宮二」は真っ先に御柱屋敷に到着。担当した諏訪郡原村・茅野市泉野地区の曳行責任者で同村大総代の宮坂源三郎さん(65)は「気持ちを引き締め直して良い曳行ができた。協力一致した氏子たちに感謝したい」と話した。最後の「前宮四」の川越し開始は日没後の午後7時すぎ。寒さが増す中、両岸からの明かりに照らされながら同7時半ごろ、無事に対岸へたどり着いた。
 近くの「御柱屋敷」(茅野市宮川安国寺)に安置された8本は、5月2日から始まる里曳(び)きを待つ。