改修の木落とし坂一気に 氏子「最高の気分」
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木落とし坂からせり出した「春宮三」。この直後、坂を下った |
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諏訪大社御柱祭の下社山出し初日の9日、「春宮四」など御柱3本の「木落とし」があった諏訪郡下諏訪町の木落とし坂。前回2004年の御柱祭までは斜面上部を横断する道のくぼみで御柱が減速し、途中で止まることが多かった。諏訪大社が05年に改修して迎えた今回は3本の御柱が高低差約30メートル、最大斜度35度、長さ100メートルの急坂を一気に滑り降り、観衆を沸かせた。
改修は道をなくした上、斜面のくぼみが目立つ部分に土を盛り、御柱が通る場所へは滑りやすいようにササを植えた。午後1時、「春宮四」の御柱は改修部分をなぞるように一気に急坂を滑り降り、御柱の周りに集まった黄色いシャツを着た氏子は両手を挙げて叫び声を上げた。
続いて岡谷市川岸地区の氏子が引く「春宮三」。「川岸はひとつ」の横断幕を掲げ、長さ17メートルの御柱の前方6~7メートルが坂の上にせり出すと、坂を望む砥川河川敷の観覧席を埋めた観光客らからどよめきが上がった。
「木落としご無事でお願いだー」の木遣(や)り唄が響いた午後3時10分ごろ、追い掛け綱が斧(よき)で切られ、氏子6人を乗せた柱が坂を下った。初めて御柱に乗った村田剛さん(41)は「最高の気分。みんなにありがとうと言いました」。大総代で曳行(えいこう)長の鮎沢茂登さん(72)は「柱が途中で止まらずにきれいに落ちる木落としを見せることができ、改修の効果があった」と喜んだ。
木落としを観覧席から眺めた名古屋市の会社員山田敏人さん(52)は「とても勇壮な木落としだった」と感心。「落ちるまでかなり待ったけれど、氏子たちの一体感を感じることができた。また次回も見に来たい」と興奮気味に話していた。
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