巨木加速、下社木落とし 急斜面を豪快に

(2010年4月10日) 

豪快に急斜面を滑り降りる「秋宮二」の御柱=9日午後4時56分、下諏訪町の木落とし坂

 諏訪大社御柱祭の下社山出しは9日午後、諏訪郡下諏訪町の木落とし坂で、3本の御柱による木落としが豪快に繰り広げられた。見応えが増すよう整備された急坂を氏子が乗った御柱が一気に下ると、見物客から大歓声が沸き起こり、熱気は最高潮に達した。
 最大斜度35度、長さ約100メートルの坂は、斜面の凸凹を整え、ササを植えてある。先頭を切る岡谷市湊地区の「春宮四」の御柱は午後1時、合図の木遣(や)りの後、ピンと張られた追い掛け綱が切られ、坂を猛スピードで下った。乗っていた氏子が途中で転げ落ちながら、懸命に追いすがる姿も。続いて岡谷市川岸地区の「春宮三」、諏訪市上諏訪地区の「秋宮二」もきれいに落とされた。
 10日は、ほかの御柱5本の曳行が始まり、このうち「秋宮四」と「春宮一」の木落としが行われる予定。
 諏訪地方観光連盟の御柱祭情報センターによると、9日の人出は前回より1万8千人多い7万6千人。初日としては過去最高だった。