掛け声で鳥居立つ 茅野・御座石神社、児童ら10人乗せ

(2010年10月 5日) 

御座石神社の御柱で作られた鳥居に乗った小学生ら。大勢の氏子に見守られ、垂直に立ち上がると、緊張でこわばった表情が笑顔に変わった

八ケ岳神社の小宮祭ではペンション経営者が飲み物やチーズケーキなどを振る舞った

 衣替えの季節を迎え、穏やかな陽気となった2、3日も諏訪地方は各地で小宮の御柱祭が行われ、市街地に山麓(さんろく)ににぎやかな掛け声が響いた。
 茅野市本町区の御座石(ございし)神社は、御柱を切って鳥居を作り、境内に建てるのが伝統。3日午後、長さ約10メートルの柱2本をのこぎりなどで切断してしっかりと組み合わせ、約2時間半で高さ約4メートルの鳥居に仕立てた。
 人力でワイヤを巻き取る車地(しゃち)を二つ用意。最上部の笠木(かさぎ)に小学生ら約10人を乗せると、子どもたちの木やりが響き、氏子たちの「よいてーこしょ」の掛け声で徐々に立てていった。鳥居に乗った永明小6年の太田竣介君(11)は緊張し、前にいる友達にしがみついていたが、終わった後は「楽しかった。何度も揺れて怖かったけれど、もう一回乗ってみたい」と興奮気味だった。
 原村のペンションビレッジ内にペンション経営者が12年前に建立した八ケ岳神社でも3日、小宮祭が行われた。標高約1300メートル、別荘や100軒余のペンションがひしめき、木立が紅葉してきた地区内で御柱を曳行(えいこう)。ペンションの宿泊客も加わり、約200人が「よいさ」と声を合わせた。
 横浜市から来た会社員男性(56)は「諏訪大社御柱祭を見て面白かったので、来てみました。氏子の人たちが気さくで楽しい」と満足げ。大塚信春大総代(63)=第2ペンションビレッジ=は「地域の結び付きを強め、観光客の人にも楽しんでもらえる祭り」と話していた。